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⑩リッキーさんと☆☆をつなぐマジカルダイアログ

shineマジカルダイアログ・・・魔法の対話shine

言葉って不思議です。

生まれて物心ついた頃から自然に話せると私たちは信じて来ました。

でも、傷つくのも傷つけるのも、喜ぶのも元気になるのも“言葉”による事がほとんどです。

だからこそ、より良い関係を築くために私たちは『マジカルダイアログ』を提唱したのです。


Step1 は、自分に信頼を取り戻すマジカルダイアログでした。

今日からは、Step2 『他者との間の絆を深めるマジカルダイアログ』に移ります。

自分を信頼出来るようになったら、次は『自分にとって大切な人』との間に魔法をかけましょう。

自分とでも他者とでも、信頼と愛が大切なのに変わりはないのですから。


☆ heart01 ☆    ★ heart01 ★    ☆ heart01 ☆   

「お久しぶりですねリッキーさん。お元気でしたか?」

「はい、お陰様で。ママたちもお変わりありませんか?」

リッキーさんとの再開を懐かしむ、そんな会話からセッションは始まった。 

以前、ほのかに漂っていた暗い雰囲気は影を潜め、

明るく表情豊かに変身したリッキーさんは、更に魅力的な女性へと変貌を遂げていた。

 

shine clover shine     shine clover shine    shine clover shine  

~今日のお客様~

・シャイニングネーム『リッキー』さん

・年齢35歳  ・女性  ・未婚  ・会社員

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「あれから私、就職先も無事決まって安定した生活が出来るようになったんですよ」

「まぁ、それは本当に良かったですね」

以前、いらしたときのリッキーさんの暗い顔が瞬時に私たちの脳裏に蘇って来た。

それと同時に、いえ、だからこそ!

今、目の前で穏やかな笑みを浮かべているリッキーさんを見て、心から喜ぶ私たちだった。


「ですが・・・」そう言って、言いよどむリッキーさんの様子に2人は我に返った。

「どうしましたか?」

「はい・・・。私も仕事に慣れまして・・・で、後輩を指導したり面倒を見なくちゃいけなくなったんですが、

私、上手く出来なくて・・・」

「上手に出来ない?」あずが少し心配そうに聞いた。

「例えばどんな事ですか?」ゆずも真剣な顔でリッキーさんを見た。
 

「例えば先日も・・・ あ、私相談を受けることが時々あるんです。

後輩の話は聞いてあげなきゃいけないかなぁと・・・相談に乗るのはいいんですが、

最近、何て言うか・・・愚痴が多くなっちゃって・・・」

 「あぁ、愚痴は何度も言われると聞く方も辛くなって来ますよねぇ」

「ええ。普通になら別にいいんです。だけど最近は毎日、常に誰かの悪口を言って来る子がいて・・・

もう、聞いてるこっちも気が滅入るし、言っても仕方ない事を言い続けるより、

もっと仕事頑張れよ!みたいな事を言いたくなっちゃうし・・・

私、どうしたらいいんでしょうか?このままじゃ私まで耐えられなくなりそうで・・・

ママ達ならどうするのかな?って思って・・・」



~ゆず&あずテレパシートーク(心の中での会話)~

ゆず「愚痴や悪口をそのまま受けて聞いちゃうと参っちゃうわよね」

あず「そうそう。私も昔はリッキーさんと同じような事を思ってたなぁ」

ゆず「うふふ、私もよ。じゃぁ、早速そこを解決する方法を伝授しましょうか」

あず「ええ。それに実はリッキーさん、すでに上手に話が聞ける筈なのよね」

ゆず「そう、マジカルダイアログで自分相手にたくさん対話をして来たんだから」(笑)

あず「リッキーさん、その事に気づいてないのよね」

ゆず「では、その辺から始めましょうか」



※ ・・・ ※ ・・・ ※ ・・・ ※

ゆずが言った。

「リッキーさんの滅入る気持ち、それはもっともだと思うわ。誰だって愚痴は出来れば聞きたくないもの」

「ええ。でもママ達はお仕事がら、聞く事多くないですか?」

「多いですよ。」悪戯っぽい表情で笑いながらゆずが答えた。

「そんなとき、どうしているんですか?」

「う~ん・・・私たち、そんなときは“愚痴”だと思って聞いてないの」

そう言うと、ゆずはあずを見てニコッとし、二人はうなずき合った。


「愚痴だと思って聞いてない・・・ですか?」

「そうなの。愚痴って嫌なものっていう印象があるでしょ?

でも本当は、何らかの期待がなきゃ愚痴って出て来ないものなのよ」

「え?」

あずもうなずきながらリッキーさんに説明する。

「そう。例えば『あの上司がまた嫌味を言って来たからムカつく』って言ったとするでしょ?

愚痴だってとらえると、またかよ~って思っちゃうけど、本当はこの人、

『嫌味じゃなく、もっとストレートに注意してくれれば私だって素直に反省するのに』って

思ってるのかも知れないわよね」

「あ~なるほど」

「だから、この人ホントはどう感じて、どう言って貰いたいのかしら?って思いながら話を聞いていると

イライラはしないの」

「そ~なんですか・・・でも難しいですね」釈然としない様子でリッキーさんがつぶやいた。

にっこりリッキーさんにうなずくと、今度はゆずが話し出した。

 
「ほら、思い出して。リッキーさん、マジカルダイアログで自分との対話をいっぱいして来たでしょ?

一人のときは愚痴も悪口も言ってたと思うんだけど、そんな時はどう対処してたの?」

「ああ、そう言えば・・・。

そんなときは、ママ達に教えられた通り、自分の味方になって話を聞いていましたね」

「そうよね。じゃぁ、さっきの例え話だったとしたら、どんな風に自分に返してあげた?」

「う~ん・・・『あ~、嫌味言われると嫌だよねぇ』とか・・・」

「そう!それよ!!」突然ゆず&あずが指をさして嬉しそうに言うものだから、

驚いた顔をしてリッキーさんが2人を見た。
 

「そう、相手にもそう言ってあげればいいんじゃない?」

「あ!そうか!自分に言っていたように人にも言えばいいんですね。

・・・でも、そんな事を繰り返していると、益々言って来ませんか?悪口・・・」

「それは1つだけ注意していれば大丈夫」

「1つだけ??」

「あのね、一緒に盛り上がっちゃダメなのよ。

自分との間だったら問題ないんだけど、他人の話を、しかも愚痴や悪口を聞いている時に、

一緒に盛り上がっちゃうと同じ気持ちなのかな?って誤解されちゃうでしょ。

そうすると、そこからトラブルに巻き込まれちゃう危険も出て来るし・・・

あくまで『あなたはそう思っているのね』って自分との間に線を引く事が大切だわね」
 

「難しそうだなぁ。具体的にはどう言うんですか?」

「さっき、あなたが言ったみたいに『嫌味は言われたくないわよね』とか、

『〇〇って言われたから凹んじゃったんでしょう』みたいに話すといいかもね」

「ようするに、非難なしの味方トークをする事には変わりないけれど、他人とだから、

分かり合い過ぎないって言うか、盛り上がり過ぎないようにするのがコツかな」(笑)

「あ~なるほど!少し分かって来ました」ようやくリッキーさんの顔が笑顔になった。


「あなた、気づかずに今までも『味方トーク』周りの人にやっていたんじゃない?」

「そう言えば・・・私段々相談されることが多くなって来ちゃって・・・

『あなたに話すとすっきりする』とか言われるようになって・・・そう言われれば私も嬉しいから

人の話をよく聞くようになったんだと思いますが、でも愚痴を聞くのも多くなってきちゃったんです」

「そうでしょうね。自分との対話が上手になると、自然と他人の話を聞くのも上手になるものなのよ」

「へ~そうだったんですか。ちょっと嬉しいかも」そう言ってリッキーさんはペロッと舌を小さく出した。


リッキーさんの表情が和らいだのを見て、2人は話を整理することにした。

大切なのは・・・

1.まず自分との対話をするのと同じように、人の話も基本“味方トーク”で聞く。

2.愚痴や悪口は、『どう言われたかったのか』『何故傷ついたのか』に注意を向けて聞く。

3.愚痴や悪口に同調し過ぎて一緒に盛り上がらないで、あくまで『あ・な・た・が』を肝に銘じる。
  同調し過ぎて盛り上がると楽しいけれど、トラブルに巻き込まれる危険もあるから。
  嬉しい事は一緒に大いに盛り上がり、愚痴や悪口には少し距離を持って冷静にが基本。

「こんなところかしらね」

2人はお互いに確認し合うとリッキーさんに「どうですか?」という様に目で合図を送った。


「なるほど、分かりました。」リッキーさんは答えると、すぐにまた続けた。

「上手く出来る自信はありませんが、明日からやってみようと思います。

考えてみたら、自分との対話だって最初は上手く出来なかったんですものね、私」

「そう。その調子!」

あずが元気にワザとそう言うと、3人は楽しそうに声を上げて笑い合った」 

 

danger この物語はフィクションであり、登場人物も含め、全て実在するものではありません

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