ホーム > ゆず&あずトーク > シャイニングライフへの道 > ④サニーさんの☆☆を取り戻すマジカル・ダイアログ
ゆず&あずトーク

④サニーさんの☆☆を取り戻すマジカル・ダイアログ

ドアを開けると、ショートカットの真面目そうな女性が外で静かに待っていた。

第一印象は、どんなことにも動じないクールな女性というイメージだ。

 

shine  clover  shine    shine  clover  shine    shine  clover  shine

 

~今日のお客様~

・シャイニングネーム 『サニー』さん

・年齢 42歳   ・女性   ・既婚   ・専業主婦

 

shine  clover  shine    shine  clover  shine    shine  clover  shine

 

「こんなこと言うのも恥ずかしいんですが…、でも、もうどうしようもなくて…

でも、あまりにくだらないし…」

そんなサニーさんに優しく微笑みながら、ゆずはこう言った。

「どんな悩みだってくだらないとか、恥ずかしいなんてことはないですよ。

その人にとっては、とても苦しくて大変なことなんです。どうなさいましたか?」

 

それでも、まだ少しためらいながら 話し始めた。

「実は、今 毎日苦痛に思っていることがあるんです…

近所に母が一人で暮らしているんですが、毎晩9時頃に電話してくるんです。

『もう、寝るからおやすみなさいって言おうと思って。』と。

その頃に電話が鳴ると・・・ぞ~っとしてしまって。  酷い娘でしょ・・・

母は身体の具合も悪く、目もあまり良くないので、一日おきに様子を見に行っているんです。

だから、そんなに話すこともなくて・・・

私は、夜の9時といっても主人はまだ帰っていなくて、勿論夕飯もまだですし、

子供たちとバタバタしていて忙しいってこともありますし・・・

言い訳です・・・   とにかくそんな風に思わないようになるにはどうしたらいいのでしょう。」

苦しそうに俯いている。

 

ゆっくりとあずが話し始める。

「今のお話を伺っているだけで、

サニーさんは 随分お母様の面倒をよくみていらっしゃるんですね。

かなり良くやっていらっしゃいますよね。

一日おきにお家を尋ねるなんてなかなか出来ないわ。

ご自分の家のことだってあるでしょ。

それに他の用事だってあるでしょうし。

第一自分の休む時間はとれているんですか?」

 

「えっ! 自分の休む時間?そんなものは皆ないんじゃないですか…私、専業主婦ですし…

それに大して面倒をみている訳でもないんです。基本的には一人で出来るので。」

 

「お一人で出来るのなら、なおさら一日おきに行くだけでも、優しくていい娘さんですね。」

「一生懸命やり過ぎて疲れちゃったのね。」とゆず。

 

「どうして、電話がかかってくると、ぞ~っとするんだと思いますか?」

「私の根性が悪いからです。」

「違いますっ!!」とゆず&あずが二人で声を揃えて言いきった。

 

~ゆず&あずテレパシートーク (心の中での会話)~

あず「サニーさんは、他人の為に一生懸命尽くすタイプなのね。」

ゆず「きっと良く気がきく人なのね。周りの人は助かるタイプだわ。」

あず「すごく素敵な人ね。」

ゆず「そう!そう!チョッピリ疲れただけよ。」

あず「サニーさんは、素敵な人なんだと自覚をうながしましょう。」

ゆず「自分のことも大事にしてもらってね。」

 
※ ・ ・ ・※ ・ ・ ・ ※ ・ ・ ・ ※

 

「根性の悪い人が、自分の休む時間もとらずに面倒を見てあげるなんてことはありません!

サニーさんは、お母様が『お休みなさい。』と言うだけで電話をかけてくるんじゃなくて、

何か他に言いたいことがあるんじゃないかと考えたりしていませんか?」とゆず。

続けてあずも言う。

「本当は夜淋しいんじゃないかしら?とか、自分から電話をしてあげられなかった!とか、

色々考えるんじゃないですか?」

「そんなこと思っていたのでしょうか?よくわかりません…

ただ、毎日の電話にぞ~っとしている自分に呆れていたんです。酷い娘だなあって。 

一人娘なのに…」とサニーさんは尚も続ける。

「そう言えば、声を聞くとイライラっとして…ということもあります。」

 

そんなサニーさんを優しく見つめながら、ゆずはこんな風に話しだした。

「サニーさんのお母様は、介護とまではまだいかないのでしょうけれど…

でも、いつも世話をやいてくれていたり、心配をしてくれていた母親が弱っていったり、

自分との立場が逆転してしまうのは複雑な気分ですよね。」

「そんな思いの中で、サニーさんの場合 お母様がより気持ちよく暮らすことが出来るように

何をすれば助けることができるだろうかと思いながら精一杯やっているのに…」とあずも言う。

「でも、出来ないんです!」 と重ねるようにサニーさんが言う。

「だから、電話があるたびに母から責められているような気がするんです。」

 

「そうですね。だから、一日の終わりに電話があると気が重くなりますよね。」

 

ゆずが質問する。

「では、想像してください。

サニーさんではなく、あずが一日おきにお母様のところに世話をしに行き、

もちろんその間に自分の家の事もして、ご近所のお付き合いやこどもの学校の用事も済ませ、

夕飯を食べて一息ついた時に電話がなり、それにも応えているとしたら…

サニーさんは、そんなあずさんのことをどう思いますか?」

「よくやっているなあと感心します。」と心からサニーさんが答える。

 

「それをやっているのは、私ではなく、サニーさん・あなたなんですよ。」

納得したようにサニーさんが言う。 

 「私、よくやっていますね。」

 

「でしょう。 立派な人でしょ。 素敵でしょ。 優しいでしょ。」とゆずがニコニコと話す。

「私達こういう人大好きだわ。」

サニーさんは、「いやあ、そんなあ…」と恥ずかしそうに微笑んだ。

「だってサニーさんだって感心したでしょ。  偉いでしょ。  あなたは、そういう人なのよ。

『いやあ、そんなあ』じゃなくて、堂々ど『ありがとう』と言うところだわ。」と偉そうにあずが言う。

嬉しそうに小声で「ありがとうございます。」と言うサニーさん。

 

「私達がわかっているのに、サニーさんはわかっていなかったんですもの。

分かってくれて嬉しいわ。ありがとう。」

「これからは、もっと沢山ご自分のことを褒めてあげてください。

出来ないことばかり数えないで、褒める事をいっぱい探してあげましょうね。」

「あなたが一番の味方になってあげてください。」

『よくやっているよ。』 『分かるよ。』 『素敵な人だね。』 『頑張っているね。』

『あなたのことが好きだよ。』 『どんなことがあってもあなたの味方だよ。』

「こんな言葉かけを沢山してあげて下さい。」

「これが、マジカル・ダイアログです。」

(詳しくは第1回の『ひまわりさんの☆☆を取り戻すマジカル・ダイアログ』をご覧ください。)

 

「こんな事は誰でもやっていることよ!とか、娘なんだから当たり前!なんて思い始めたら…」

「マジカル・ダイアログです!」

「分かりました。」とニッコリサニーさんは頷いた。

 

微笑みが出てきたところで、あずは きり出した。

「さて、そこで

サニーさんはどうしたらそんな風に思わなくて済むのか教えて欲しいとのことでしたよね」

「はい、そうでした。」

とまるで忘れていたというように余裕の表情でコチラを真っすぐ見つめながら答えた。

「でも、思ってしまうのだから無理ですよね。」といたずらっぽく首をかしげる。

 

「全然思わなくなる方法なんてありません。だって人間には感情があるものなんですから。」

とゆずが話す。

「だけど、先程もお話ししたように、

サニーさんはは一生懸命やり過ぎて疲れてしまっただけなんです。

それは、わかったでしょ。

だから、イラっとしたり、ぞ~っとしたりしたんです。だったら、その疲れを予防しましょう。」

 

「予防?」 とサニーさんは不思議そうな顔をする。

「そう!予防です。」と今度はあずが話し始める。

「疲れないようにするのです。」

「基本的には、一人でなんでもお出来になるお母様なのでしょう。

一日行くのをやめてみるとか、夜9時の電話には一回だけ出てみないとか。」

「そうですね…」と不安げなサニーさん。

「気になっちゃうでしょ。でも一度だけ是非やってみて。

あなたのその不安も優しさからきているのだから。

居留守を使って悪かったなあと思えば、次に会う時や電話に出る時には

前にも増して優しい気持ちになれるんですよ。」

「やり慣れないことをする時は、居心地が悪いものなんですよ。

でも、疲れ切ったサニーさんを助けるためには是非これをやって欲しいのです。」

 

「は、はい。」とためらいがちに返事をするサニーさん。

「サニーさんが自分の時間を削って我慢しているのだから、

少しだけお母様にも我慢してもらいましょうよ。」

 

「何か心配ですか?」とゆずが聞く。

「あの~そんなことをしたら私、『もう2度と母のところへ行くのを止めた』とか思わないですか?」

ゆずは、ニッコリほほ笑みながら答えた。

「そんなことは絶対ありません。じゃあ、サニーさん ご自分の心に聞いてみてください。

これもマジカル・ダイアログです。『あなた、そんなことしたら2度と行かないと思う?』って。」

 

「どうですか?」とあずが聞く。

「『そんなこと思えないでしょ、あなたは』って…言ってます。」とサニーさん。

「そういう方です。サニーさんは!」ゆず&あずは声を揃えて言った。

 

「心の中で『居留守使っちゃってゴメンネ。』って謝れば、『心の中で』ですよ。

翌日お母様のところへ行ったり、電話をしたりすると、言葉や行動に変化がおきますよ。」

「悪かったなと思って優しくできたり、笑顔が増えたり。

そうすれば、あなたもお母様も嬉しいでしょ。」

「1日が2日になって上手に息を抜けるようになれば、

どんな風にお母様を助ければよいのかわかってくるのではないのでしょうか。」

ゆず&あずは交互に説明した。

サニーさんは、納得の表情でこう言った。

「なるほど!私、行かないとか、電話に出ないとかいう選択肢はありませんでした。

そうか。自分を大切にしないと他人も大切に出来なくなるんですね。」

 

「スゴイ!!いいことに気付きましたね。」とゆず&あずが二人で拍手をした。

嬉しそうに「そうですか?」と私達を見つめたサニーさんの顔が明るい表情になっていた。

 

サニーさんは他人の期待に応えようと一生懸命に働く人で、

彼女の周囲の人達はどんなにか幸せだろう。

元気を取り戻せば、太陽のような存在になれる人なのだと私達は確信した。

 

dangerこの物語はフィクションであり、登場人物も含め、全て実在するものではありません。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.shiningyulia.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/216

コメントする

PAGE TOP